日記
◆脱皮しそうで困ってます。
 たぶんもうすぐ春ですね。
 しかし一昨日ぐらいは天気雪でした。晴天からはらはら雪が舞ってくる。雪が重くて粒が大きいこちらでは風花状態が珍しくて綺麗でした。
 そういえばこの冬は細かくて軽い雪が多くて、いつもの冬と景色の質感が違っててなんだか楽しかった。

 少し前に相方が「テロだよ!」と言って少年漫画を送ってくれたのです。
 20巻を超える作品の11、12巻のみ。おすすめのカップルが凝縮されている巻だという。そこだけ読んだらやはり気になったので続きを少し買い、面白くなってきたので全部買ってみた。
 そして繰り返し読んでみた。読めば読むほど面白いなあ、この相思相愛の人たち……!
 そんなわけで、『〜ペダル』という漫画に最近ちょっと夢中でした。東巻が可愛いです。
 巻ちゃんはあんなにも長いのだから、横にして置いたらきっと蜘蛛より蛇に似てると思う。

 先週から両親が風邪を引いています。少々長引いていて可哀想。
 私も手のひらに風邪による発疹がばーっと出て、その上にべつの湿疹も出てちと往生しました。手のひらが一日中痒いというのはなかなか鬱陶しい。
 手持ちの薬はべたつくので綿手袋をしないと何もできず、とはいえ薄くても手袋をしているとタイピングがうまくできない。
 なのでべたべたしないタイプの薬を新しく処方してもらって痒みは治まったのですが、はじめての薬が合わなかったのか、単に汗腺に難があるらしい私の手が季節の変わり目で不調なのか、指先から徐々に皮が剥けてきた。お風呂に入ってふやけるとどんどん剥けてしまう。
「どうしよう、最近指が脱皮しはじめたみたい」
 と父に相談したら
「カニじゃなくてよかったな、値段が下がる」
 と言われてしまい(脱皮後のズワイガニは身が痩せているので「水ガニ」「ズボ」などと呼ばれる安価な蟹にランクダウンします)役に立たなかったので、ネットでちょろっと調べてみました。
 原因は色々あるようですが、私の場合はおそらく「汗がうまく排出されず薄皮の下に溜まって皮膚が浮いてしまう」という感じで、どの場合でも「ふやけて破れてくる皮は剥いてはいけない」と書いてある。浮いた皮をハンドクリームでくっつけるようにしろとか。まあそれはなんとなくわかってたので、剥けちゃった分は眉ばさみでちみちみ切ってたんですが(引っ張って生皮までいくのは絶対に絶対に嫌)。
 それにしても風呂でふやけるたびに剥けるのは困る。
 というわけで、いつもは直接浴槽に入れる粗塩(入浴剤代わり)を洗面器の中で溶かしてみました。
 洗面器半分ぐらいの湯に、普段風呂に入れる分量の粗塩を入れ、全部溶けるまで両手でかき混ぜる。浴槽にそれを投入してからざっと手をすすぐ(濃い塩水がついたままだと当然ひりひりするから)。
 塩で毛穴が引き締まるとふやけにくくなるはずよね。
 と思って試してみたらやはり手はあまりふやけなかったんですが、すでに指先が剥けているから髪を洗ったりタオルを使ったりしてる間にやっぱりちょっと剥けてしまった……(医者でもらってる保湿クリームを塗りました)。
 でも何もしないよりはだいぶマシだったので、風呂の前には洗面器で粗塩を溶かそうと思います。
 

2012.3.14[Wed]
◆子供か。
 三月になってしまった。四年ごとの29日がもう恋しいです。

 先日、仕事帰りの父が仕事帰りの叔父(同業者)と道ばたで遭遇したのだそうです。
 そしたら叔父が唐突に「うちの親父、きたねえよな」と言い出したらしい。
父(長男):「おじいちゃんの何が汚いんだ?」
叔父(三男):「あの人兄ちゃんの年金は払ってたのに、調べてもらったら俺は一回も払ってないって!」
長男:「へえ、そうなのか」
三男:「ずりぃよなあ。親父ってほんと兄ちゃんしか大事じゃなかったんだな」
長男:「そうなんだろうなあ」
三男:「いまさら文句も言えないけどさ〜。ほんと俺のことどうでもよかったんだなーって」
長男:「しょうがないだろ、おまえだけじゃなくて俺以外のきょうだい全員そうだったんだから」
 というアホみたいな会話があったそうで。
 あのー、明治生まれで長男しか大事にしなかった祖父は20年ほど前に80代で亡くなっているのです。祖父母ともいま生きてたら百歳ちょっと。その息子たちは当然かなりの高齢。
 それを聞いた私の反応は当然、「ちょっと待って。叔父っていまいくつだっけ?」というもので。
「今年65だな」
「65歳にもなって『兄ちゃんだけ可愛がられてズルい』とか言ってるの? 昔から子供っぽい人だと思ってたけどあの人どんだけ子供なの?」
「まあ、それだけ恨みが深いんだろうなあ(笑)」
「ていうか『年金一回も払ってない』って、自分で一度も払った覚えがないのに65歳になったら年金もらえると思ってたの? 何それどういうこと。年金手帳も持ってないのにってことだよね?」
「俺だって年金のことなんて全然知らないぞ。なんだ年金手帳って」
 そんなことをなぜか胸を張って言う父。とりあえず自営業男性として本気で駄目だろうこの兄弟……。
 
 父に『成人した時点で年金を払ったのはあなたの親かもしれないけど、結婚してからはうちのお母さんが頑張って払ってきたのよ。ろくに保険もかけられなかったからどんなに貧乏しているときでも年金だけは苦労して払い続けてきたの。おかげであなたが急に手術しなきゃいけなかったときにずいぶん助かったでしょう』と諭すように言ってみましたが、
「うん、なんか助かったらしいな。よく知らないけど」
 と。
 わーすごい全然わかってない。全然妻に感謝してない。あんなに苦労をかけたのに。
 ついでに言ったら私も学校の給食費を「今日は払えないから待ってください」って先生に頼んでお金ができるまで立て替えてもらったりしてたのに。……いやまあ、別にそれは嫌じゃなかったんですけど。毎回きちんと母が先生に返すお金を持たせてくれたから。あと、バブル期にそんな子供はあまりいなかったせいか先生たちがやけに気にかけてくれて、実は子供的には家が貧乏でラッキーってちょっと思ってましたけど。

 ともあれ父のあまりののれんに腕押しっぷりに呆れて、
「ねえお母さん知ってる? うちのお父さんもう七十間近なんだって。そんなにお兄ちゃんなのになんであんなに子供なのかしらねえ」
 と溜息をついたら
「あはははは! お兄ちゃん! たしかにそんな感じ!」
 と笑われました。
 まーもー還暦過ぎていまから大人になるってわけにもいかないですけどねー。ほんと困った人だなあ。
 いや、私も駄目さ加減では人のこと言えないんですけど。それが一番困ってることなんですけども。我ながらほんと先が思いやられます。

2012.3.1[Thu]
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