NO.9｜ときどき日記

年末に妹からもらった風邪がそろそろ治りそうなのですが、甥姪が帰ってどっと疲れが出たところなのでいまいち体調がすっきりしません。
でも楽しかったな～、チビたちがたくさん遊んでくれて。
年越しに間に合ってやってきた妹の夫が息子と雪だるまを作ったり雪玉を投げ合ったりする微笑ましい光景も見られて、よいお正月でした。
でもって、賑やかな子たちがいなくなっちゃったのでちょっと寂しいです。
「孫は来て良し、帰って良し」「孫は来てほっとし、帰ってほっとし」とよく聞く言葉を実感しております。

そういえば私が写真を撮るたびに「うりちゃんもはいちーず、する」とデジカメを触りたがった姪。
貸してあげると毎度「うりちゃんの！」「ちーもやりたいの～！」などと兄妹で取り合いをはじめ、「うりのじゃないよ、これは九月ちゃんのカメラ」と妹や私に取り上げられているうちに「かめらする。かめら、かして」と言うようになり、いつの間にか
「うりちゃんがしゃしんとる」
ときちんと言うようになっていました。
教えなくてもどんどん成長する年頃なのでほんと面白かったです。見ていて飽きない。

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相方と超長距離東巻についてのんびりと呟き合いながら、気づけば年を越していました。

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新年明けましておめでとうございます。

大晦日の夜にTwitterで読者さまから優しい言葉をいただいて、なんていい一年の締めくくりだろう！　と感動しつつ家族と年越そばを食べたんですが、日付が変わって最初に届いたメールもいつも読んでくださる方からのご感想メールだったので、これまたなんていい一年のはじまりだろう！　と胸がいっぱいになりました。
除夜の鐘を聞きながらメールを送ってくださったKさんや、年の瀬の慌ただしい時期にメッセージを送ってくださった方々はもちろん、拙著を手にしてくださった方や、日頃の他愛ないツイートやこの日記を見てくださっている皆様、本当に本当にありがとうございます。
おかげさまで素敵な年末年始を迎えることができました。良い一年になりそうな気がします。

相変わらず手は遅く次々と新作を出せる能力も体力もない不甲斐ない書き手ですが、今年も自分なりのペースで頑張っていきたいと思っています。
これからもどうぞのんびりとお付き合いいただければ幸いです。

続きは拍手のお返事です

webマガジン『Char@（キャラット）vol.2』の配信がはじまっています（今月発売した拙著『同い年の弟』の番外編を書かせていただきました）。
どうぞよろしくお願いいたします。

4歳男児に「くがつちゃん、何してあそぼっか。ウルトラマンかるたしよっか！」などと友達扱いされ、2歳女児に「くがっちゃん、ねこちゃんとこいく。だっこして」とせがまれている毎日です。
だっこだっこと言う姪11キロに連日付き合っていたおかげで、そろそろ筋肉痛になってきました。このところ散歩ができなかったのでいい運動になっています。

最近の一番の楽しみは甥姪の湯上げタイムです。
妹と入浴する子供たちが、洗い上がった方から順番に「くがつちゃーん、あがるー」と呼ぶので「はいはーい」とバスタオルを広げていそいそと受け止めに行き、浴室から一番近い自室に運び込んで拭いてパジャマを着せてやる。
そうしているうちに次の子が「くがつちゃーん」と呼ぶのでまた出迎えに行く。
「ちぃくんの頭を拭くよー」「わあ、あははは、まえがみえないよう！」
「お耳の中を拭きますよー」「やーだ、うりちゃんのおみみのなか、ふかないでー」
などとごにゃごにゃしたり軽い抵抗に遭ったりしつつ、保湿剤を塗って服を着せてやった幼児とアニメや特撮のDVDをちょっとだけ見る時間がとても楽しいです。
（私が甥姪を見ている間に妹が風呂から上がり、就寝の準備を整えて「寝る時間ですよ～」と子供たちを迎えに来るという段取りです。）
ちっちゃくてすべすべの人たちを拭いたり塗ったり着せたりすること自体、滅多に子の世話をする機会がない伯母にとっては楽しい作業なんですが、だいぶ眠たくなった二人がテレビを見ながら左右からぐんにゃりともたれかかってきたりするから、それがまあ可愛いやら心地よいやら。
湯上がりでほかほかの幼児の体は、ちょっと湯たんぽみたいです。

慌ただしい時期なのに、ご購入や感想コメントなどをありがとうございます。
久々の新刊なのでとにかく嬉しくて、夜中にちょくちょく読み直しては元気をもらっています。ほんとにほんとにありがたい。ご親切なお言葉が身に染みます。

妹親子が帰省中に付き、賑やかな師走です。
今年は子供たちに初サンタさんが来るというので、おばちゃんサンタは「クリスマスなのでプレゼントとケーキを買ってあげるね」と子供たちを連れておもちゃやさんとケーキ屋さんに行きました。
4歳と2歳の甥姪に「くがつちゃんありがとう」と礼を言われてそれで業務終了のはずだったのですが、本番サンタ役の妹（会社員の義弟はまだこっちに来てない）が子供を寝かしつけようとして自分も一緒に寝てしまったので、仕方なく私が「寝ている間にそっとプレゼントを置く係」も務めました。
だって用意したプレゼントの包装もまだなのに、午前2時になっても起きてこないんだもの～。

つづきも甥姪の話です

拍手やTwitterで新刊届きましたメッセージをいただいて感激しつつ、妹親子が来てしまうので必死で片付けをしました。
片付けっていうか、物置と化した隣室（妹が使っていた部屋）から私の荷物を自室と別の部屋にできるかぎり移動させるだけ（……）の作業だったんですけども。
荷物というのもほぼすべてが本だったので軽く死ぬかと思いました。重たくて。
なんでこんなに溜め込んでるんだろう、バカじゃないの？　と我ながら本気で思ったので、十年ぐらい前からなんとかしなきゃと思っていた蔵書の整理とやらに本腰を入れたい所存です。段ボール箱に既読本を入れて積んだら、私の部屋が倉庫みたいになってしまった。
段ボール箱に囲まれているとさすがに暮らしにくいです。

ページをめくるのが好きなのでまずは印刷されたものを読みたい昭和生まれの人間なんですが、もしかしたら「蔵書（一度読んで手元に残しておきたい小説や漫画）」に関しては電子書籍という選択肢を視野に入れないといけない時期なのかも、とちょっと思ったりしています。物理的な問題として。
でも電子書籍……端末は何を買えばいいのかしら……（そこからして未知の世界）。
そういえば久々に同級生の友達と食事に行ったら、中の一人に「あ、ガラケー仲間！」と握手を求められました。在宅仕事なので基本的に携帯電話は目覚まし時計にしか使ってないんですが、世の中はそんなにもスマホ（も未知の世界です）にシフトしてるのかしら。
……ていうか、同い年の人たちが新しい道具を使いこなしていてけっこうドキドキです。まだ小説の中で「携帯」って書いてても大丈夫なのかな～。

続きは拍手のお返事です。

お返事

ご報告が遅くなりましたが、先日新刊『同い年の弟』(amazon)の見本誌が届きました。
写真はちょっと白っぽくなっちゃったんですが、穂波先生のふんわりしたカラーの綺麗なイラストに、折り返しがピンクの水玉だったり遊び紙がレース風味（？）のうっすら透けるピンクだったりして、すごくカワイイです。可愛くおめかししてもらえてとても嬉しい。
毎度のごとくあらすじが書きにくい話になってしまって担当さんには申し訳ない限りですが、最終的には柔らかく甘いピンク色が似合うほのぼのしたいちゃラブカップルになったのではないかと思います。

それにしても年末ですね。
妹が4歳と2歳の甥姪を連れて2年ぶりに冬休み帰省してくるというので2年ぶりに大掃除をしているのですが（去年の大掃除はその妹の部屋に自分の部屋のものを放り込む、というざっくりした方法で済ませてしまいました）、これがまあ終わらない。
自分の部屋が狭くなるたびに隣室（嫁いだ妹の部屋）に本を運び込んでスペースを作っていたので、それをこっちに戻すためにまず足の踏み場のない自室の掃除からはじめなくてはいけないという……なんだろうこの徒労感。
いやもう、本ってどうしてあんなに増えるんでしょうね。

（画像のリンク先はAmazonです。）

来週18日～20日頃に発売予定の『同い年の弟』（イラスト：穂波ゆきね先生）の、番外編SSをwebマガジン「Char@（キャラット）vol.2」に書かせていただきました。こちらは12月下旬配信開始とのことです。
詳しくはキャラさんの公式サイトやツイートをご覧ください。

続きは近況です。最近うれしかったこと。

巻島先輩かっこいい……！
カラートビラの手になんだかやたらときめいています。ほっそりしていて柔らかそう。なんかやわらかそう！

重要事項のネタバレです、あと無駄に長いです。ご注意を

いや、本当にまとまってませんね。同じようなことを繰り返してる。
もしも最後まで読んでしまった方がいらっしゃったら誠にすみません。
そしていま相方の日記を見に行ったら、私がうまいことまとめそうに書いてあった。ごめん、そっちのほうがだいぶ簡潔にまとまってた（笑）！

とにもかくにも巻島さんが好きです。
坂道よりも脚が細いのね、巻ちゃん。

寒くなったのにみぞれやあらればかりでなかなかちゃんとした雪にならないなあ、今年は初雪が遅い気がするな～って思っていたら、先週末から雪が降り始めました。けっこう派手に雷が鳴ったりするのでちょっとひやひやしています。
でも冬の雷鳴は他の季節ほど怖くない。
たぶん関東地方の夏の夕立と同じ感じだと思うんですが、日本海側（北陸地方）では強い雪の前には稲妻が走ってどこかでドォーンと音を立てるものと決まっているので。
ちなみに私の地元福井では雪の前のカミナリを『雪起こし（の雷）』と呼びますが、新潟では『雪おろし』と呼ぶのだそうです。Twitterのフォロワーさんに教えてもらってはじめて知りました。屋根の除雪するときの一般的な「雪下ろし」とはイントネーションが違うのだとか。そういえば富山辺りでは初雪のときの雷を『ブリ起こし』と呼ぶと聞いたことがあるような（気のせいだったらすみません）。
雪が降りてくる前のカミナリを雪おろしっていうのもすごく実感が籠もってる。
土地の言葉って経験から生み出されるものだから、豊かで面白いなと思います。

新刊についての拍手やメッセージ、ありがとうございます。
待ってましたよという方の言葉や、「（判型が違うと）駅前の本屋さんで見つけられないかもしれないので予約注文しました」という言葉がありがたくて、ちょっと目の奥がじんわりしてしまいました。
こんな途中でなんですが、返信可にチェックを入れてくださった『まー』さん。
メッセージ本当にありがとうございました。
実物を見てからじゃないと当たり外れの見当も付けにくいですよね（私も手にとってから買いたい派です）。だからもうほんと、楽しんでもらえる本になってるといいな、と。

まだ手元に来ていないのでどんな仕上がりになっているのかわかりませんが、担当さん曰く「本文のボリュームがあったので、１ページの行数を増やして収めました」とのことで。
分量だけではなく中身も詰まっていると感じてもらえる本になっていることを切に願っております。
ちなみに12才で兄弟になった人たちのハタチまでの8年間と、それからの話という感じです。
一途な初恋とか、幼さゆえの過ち（残念な初体験）とか、「俺のお兄ちゃんこんなに可愛いんだよ？」とか、寝てる間も傍にいないと不安なこどもの気持ちとか、いつものおっきなわんこ攻とか、本心が見えないけれど魅力的な年長者とか、硬軟取り混ぜて好きなものや一度書きたかったシチュエーションを盛り込んでみました。
もう手を離れちゃったけど、「お兄ちゃん」て言うのは悪びれるところのない弟の（たぶん無意識の）照れ隠しだったのかもしれないと、ちょこっと思ったりしています。