NO.9｜ときどき日記

もうすぐ3歳になる姪にプレゼントを贈りました。
本屋さんで見つけた『着せ替えマグネット』というもの（衣装の他にもアクセサリーとかパーツがいっぱいあるやつ）。ついでにプリキュアのビニールバッグ入り文房具セットが値引きされていたのでそれもおまけに。

私としては二個のプレゼントをあげたつもりだったんですが、マグネットの箱を開けた姪は『なんかいっぱい入ってる！』と思ったようで。文房具もえんぴつとかノートとかシールとか色々ある、みたいな気がしたようで。
ついでに甥の分も入ってたからすごく沢山オモチャが届いた気分になったようで「おおすぎるよ～！」とはしゃいでたらしいんですが、今日プレゼントが届いたと電話をくれた妹が、娘に「ほら、ありがとう言うんでしょ？」と受話器を渡したら、開口一番に
「くがつちゃん、ありすぎ！（笑）」
って言われて伯母ちゃん「え？」ってなりました。
くがつちゃんあり、で「ありがとう」が来ると思っていたらまさかのツッコミ。
親である妹に『あんまりオモチャを与えないで』と言われないよう常々気を付けているつもりだったんだけど、今回もあまり高額じゃないもの二つに絞ったはずなんだけど（兄妹両方にあげるので、主役の姪の分は豪華に見えるように二つ）、まさか3歳手前の姪っ子本人にダメ出しされるとは思わなかった。でも。
「え？　あ、ありすぎた？」
「ありすぎたよ～、もうこれありすぎー。えへへ～ありがとお～」
ってなんだろうこれ、この反応。
なんかサプライズで彼氏に指輪もらった彼女みたいな……『やだもうびっくりさせないでよ、でもどうしよう、嬉しい！』みたいな……（どうでもいいけどお礼の前に否定が来ると贈った側は一瞬ぎくっとするものですね。気に入ってもらえるかなーって身構えてるから）。
それにしてもオモチャのパーツが多すぎて嬉しくて困っちゃう、っていうリアクションは想像してませんでした。女心って難しい。

ちなみに妹には「今日届いたよ、ありがとう。なんか色々入ってたからさっきまで子供たちが『九月ちゃんってサンタさん！？』とか言って騒いでたけど、いますごく静かになった」と言われて「え？」ってなりました。
「え、何、静かにって」
「二人で一生懸命マグネットを土台から外してる」
「ああ、カニを食べてるときみたいな状態に」
「そうそう」っていう。
電話を切る前に姪が挨拶してくれたんだけど、今回はいつもの「バイバーイ」じゃなくて
「さようなら。よるになったから、きをつけてね」
とやけに可愛らしく言うから笑っちゃった。どこで覚えたの、そんな台詞。
そういえば甥は「ありがとう。ぷれぜんと。くがつちゃん、いろいろくれて、ありがとう」と言っていた。言いながら言葉が足りないと思って補っていくような感じで。
それも大層可愛かったのでした。