NO.9｜ときどき日記

慌ただしい時期なのに、ご購入や感想コメントなどをありがとうございます。
久々の新刊なのでとにかく嬉しくて、夜中にちょくちょく読み直しては元気をもらっています。ほんとにほんとにありがたい。ご親切なお言葉が身に染みます。

妹親子が帰省中に付き、賑やかな師走です。
今年は子供たちに初サンタさんが来るというので、おばちゃんサンタは「クリスマスなのでプレゼントとケーキを買ってあげるね」と子供たちを連れておもちゃやさんとケーキ屋さんに行きました。
4歳と2歳の甥姪に「くがつちゃんありがとう」と礼を言われてそれで業務終了のはずだったのですが、本番サンタ役の妹（会社員の義弟はまだこっちに来てない）が子供を寝かしつけようとして自分も一緒に寝てしまったので、仕方なく私が「寝ている間にそっとプレゼントを置く係」も務めました。
だって用意したプレゼントの包装もまだなのに、午前2時になっても起きてこないんだもの～。

続き

そもそも妹がラッピング用品の用意も忘れていたので、母と二人で深夜2時に「この袋なら入るんじゃない？」「どっかに包装用紙やリボンを取っておいてなかったかしら」などと家中を忍び足で探索する羽目に。
「うちのあのサンタ、だいぶぐだぐだだね」と思わず苦笑したら、「あんな緊張感のないサンタさんいないよ！！」と母に力をこめて言われました。
緊張感とサンタという言葉を並べて考えたことはなかったなー（笑）。
いやでもほんと、クリスマスって親が一年に一度のスリルと緊張を味わう日だったんですね。試してみてはじめて実感しました。
いや～、親御さんは毎年大変だ！
ちなみに妹は私がプレゼントを置いたあとに起きてきて「あ、色々やってくれたんだ。ありがと～」と暢気に言っていた。子供の時から変わらずマイペースな人です（笑）。

そういえばサンタさんに欲しいオモチャを頼んだ甥はプレゼントを楽しみにしていたんですが、姪はサンタクロースにという人そのものにすごく憧れがあるようでした。

姪が24日の朝になかなか起きなくて、さすがに寝過ぎだろうと起こしたら「さんたさん……」「さんたさんのごはんがある……」「さんたさんきた？」などと寝ぼけて言ってたらしく、
「サンタさん？　サンタさんが来ないから寝てたの？」
と聞いたら「うん」って。
どうやらお兄ちゃんのほうに言い聞かせていた『いい子にしていたらクリスマスにサンタさんが来て、寝ている間にプレゼントを置いていってくれる』という情報を幼いなりに理解していたようで、目を開けてもプレゼントがないから何度も寝直していたらしくって（寝ている間に来てくれるはずだから）。
姪は今月2歳になったところなので、まだ小さいからクリスマスなんて意味がわからないだろうと大人たちは高をくくってたんですが、こちらが思う以上にわかってるものなんですね。
そんな彼女に『クリスマスの前にイブという日がある』ときちんと説明してあげなかったせいで、ちっちゃい子に「寝ても寝てもサンタさんが来てくれない」という寂しく悲しい気持ちを経験させてしまいました。
きっと「明日は24日だからクリスマスケーキを食べようね」と寝る前に言ったから、起きたらクリスマスになってると思ったんだろうな～。
「サンタさんが来るのは今日の夜よ」と言ったら『そうだったんだー』みたいな顔で納得してたけど、ほんとうっかり可哀相なことをしちゃった。

そして昨夜布団に入れてやったときも「さんたさん、くる？　うりちゃん（姪仮名）にさんたさん、くる？」と私に何度も何度も真顔で聞いてきた姪は、今朝起きたときにプレゼントがあるのを見て
「さんたさん、きた。くがつちゃん、さんたさん、きたよ！」
と寝起きでまだ開かない目をぱちぱちさせながら、びっくりした顔で私に報告してくれました。
「いい子にしてたから来てくれたね～」と言ったら「うん、うりちゃんいいこだったから、きた」と嬉しそうににこーっとしてくれた。
可愛い反応が見られてお手伝いした伯母も満足です。
その間甥は「サンタがきたあああああ！　きたぞおおおお！」と奇声をあげ、箱から取り出したおもちゃを手に何かのかけ声を発しながら布団の上を飛びはねて転んで「危ないでしょう！」とママに叱られ、それをまったく無視して「くがつちゃん見て、これがウィザードブレード（だったかな？）よ！　ここに電池入れるんよ！　電池どこ！？　電池入れようよ～～～！」と全力で遊ぶ体勢に入っていました。
男の子は一瞬でテンションがMAXに達しますね……電池を入れてあげました。

そんなこんなで、甥姪のおかげで今年はすっかりクリスマスを堪能させてもらいました。
ちっちゃい子がいると盛り上がりますね。
私にとっても初のサンタ業務も無事終了したので、パパが来るまでのあと数日は甥の遊び相手を務めようと思います。