NO.9｜ときどき日記

ちょっと日が経ってしまいましたが、先日、人生二度目のジロ・デ・イタリア観戦が終了しました。
ペダルきっかけでサイクルロードレースを見始めてから丸一年。去年は「なんだかわからないけど面白い」って感じでしたが、自転車観戦の先生の一年にわたるご指導もあり、レースの展開や駆け引きの意味も少しはわかるようになったみたいで、今年のジロはものすごく面白かったです（ここに書いても届かないと思いますが、ルッカさん、数々のご親切本当にありがとうございます……！）。

去年からは想像もできないほどの悪天候続きでたくさん心配もしましたが（初夏のイタリアってこんなに雪が降るの？　って戸惑う異常気象）、厳しい条件で毎日100km200kmを走り抜ける選手の姿に興奮しました。
天気がいいと景色がとても美しくて心地いいので、欲を言えば波瀾万丈のコンディションは一週間に一回ぐらいのスパイスにしてほしいな～と思いましたけど。でもお天気のことは地球にお願いするしかないので、さすがにそこまでの高望みはできない（笑）。

緑色のチームのエースが急病で出ていなかったので、昨シーズンまでそこにいた水色のチームのエースを超応援してました。途中からピンクのリーダージャージを着始めたアスタナのニバリさん（私たちはサメ先輩って呼んでる）。カラーリングが一人キキララですごくファンシーで、とても可愛かった。
でもって彼を献身的に牽いていたアニョーリくんのアシストが感動的でした。忠実なアシストってほんと胸が震える。その仕事に応えなくてはならないエースの重責ってものすごいものがあるんだろうな～と改めて（福ちゃんも金城も今泉もすごいなあっていう）。
山岳で果敢に攻めていく先輩の姿も圧倒的で格好良かった。
個人TTのときの前にちらちら見えるエヴァンスさんを追う姿も「ああ、荒北の走りってこういう……」とちょっと思って楽しかった。
先輩、いいものを見せてくれてありがとうございました。優勝おめでとうございます。

あと、オス君の初ジロ初完走を見届けられたのがとにかく嬉しかった～。ステージ2位の勇姿も見られたし。あれは本当にどきどきした……脱帽ポーズも可愛かったな。オス君、お疲れ様でした。
（逃げに入っていた第5ステージが録画できなかったので、第5と2位になった第11ステージは再放送を録画するつもり。）

大会がはじまったばかりの頃とても悲しいことがあって落ち込んでいたのですが、毎晩ジロがあったおかげで随分と気が紛れました。助かった。
でもって3週間のレース、ほんとに楽しかった！
雪で山岳ステージがキャンセルになったり日々コース変更だったり、最終日のピザに「！？」ってなったり、吹雪の中ゴールする先輩の『指輪にキスしてガッツポーズ』があまりにも格好良かったので尽八にもあれやってほしいと欲望を垂れ流したり。
萌えにしろなんにしろ、わー！　ってなれるものがあるって大事ですね。
歳を取ったので元気になれるものがますます必要なのだと痛感しました。この世に弱ペダという漫画があってよかった……。