NO.9｜ときどき日記

お久しぶりです。
春めいてきたと思ったら急に夏日になり、そしてまた急に冷え込んでますね。最近の四季はなんだか色々大雑把な気がします。
今年は桜が満開になってようやく花見が出来るという週末に爆弾低気圧がやってきまして、ちょこっと残念でした。
そしてまた地震が頻発しているようで、私が住む辺りではほとんど揺れないのですが（こんなにあっちこっちが揺れてるのにここまで揺れないと、そのうち局所的な大きいのが来そうで怖い）、なんだか気分的に落ち着きません。

で、こないだの朝5時過ぎに淡路島震源の地震がこっちまで少しだけ来たとき（木造家屋の2階なので揺れを感じましたが震度2程度）、阪神淡路大震災の朝を思い出したのです。
最初の揺れがドンと突き上げる縦揺れだったから。

18年前のあのときは神戸市の山側（三宮近辺）にいたので周囲はけっこう被害があったんですが、私の部屋ではひとつも物が壊れなくてですね。
当時古い学生寮に住んでいて、棚も作り付けの机も古びた木製で表面がつるつるじゃなくて。棚にあまりスペースがなかったから、私はその机の端にタオルを敷いて一人分のコップや皿を並べて置いてたのです（量が少ないから重ねてなかった）。
そしたらあの揺れで落っこちなかった。
揺れが収まってベッドから下りたとき、とりあえず「摩擦抵抗ってすごいな！」と思った。
床が板張りで二段ベッドの脚が鉄製だったからベッドもまったく動かなかったし。棚も作り付けのクロゼットと同じく床に固定されてたのかな～、カラーボックスぐらいの大きさだったけど少しもずれていなかった。
結局、私の部屋では隅に詰んであった週刊少年ジャンプの山が崩れただけでした。

建物がたまたま揺れに対して比較的安全な角度で建っていた、というようなこともあると思いますが、向かいや隣の部屋から物が落ちて割れる音がけっこう聞こえてきたから、「トレイなどではなくタオルの上に食器を置いていた」＝滑りにくくなってたっていうのが、だいぶ影響してた気がします。
なので、地震対策で滑り止め的なものを使うのは（棚が倒れたりしたらどうしようもないけど）わりと効果があるんだろうなあ、と。
当時そう思ったことをこの間の朝、ふと思い出したのでした。

ちなみに生徒数が多かった時代の遺物であるらしい二段ベッドは、私の頃には下段に人が寝て上段に荷物を置くという使い方をしていました。
ドンと体が跳ねるような縦揺れで目が覚めたとき「どうしよう、すごい揺れてる。でもここなら蛍光灯が落ちてきても上の段が屋根になるからたぶん大丈夫」と思ってそのまま横になっていました。
頑丈な二段ベッドって（部屋の大きさや家具の配置にもよるだろうけど）もしかしたら就寝時の地震には少しだけ安心要素かもしれません。